デジタル大辞泉
「瑞垣」の意味・読み・例文・類語
みず‐がき〔みづ‐〕【×瑞垣/×瑞×籬/水垣】
《古くは「みずかき」》神社などの周囲に設けた垣根。また、神霊の宿ると考えられた山・森・木などの周囲に巡らした垣。玉垣。神垣。斎垣。
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みず‐がきみづ‥【瑞垣・瑞籬・水垣】
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「みずかき」 )
- ① 神社や皇居などの周囲に設けた垣根。また、神霊の宿ると考えられた山・森・木などの周囲に巡らした垣。たまがき。かみがき。いがき。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「浪の音も高くみつかきを洗ふは、潮満つるにや」(出典:高倉院厳島御幸記(1180))
- ② 香木の名。分類は佐曾羅(さそら)。後水尾院勅名にもかかわらず、さほどよくない香として知られる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の瑞垣の言及
【垣】より
… 日本における木造の垣の古い形式は,伊勢神宮の神殿の周囲に見られる。最も内側にあるのは,厚板を密に縦に並べた〈瑞垣(みずがき)〉,つぎは角材を柵状に組んだ〈内玉垣〉,さらに丸太を柵状に組んだ〈外玉垣〉があり,最も外側に板塀状の〈板垣〉がある。先端を三角形にとがらせた厚板を密に縦に並べた瑞垣は,春日大社などで用いられ,また中世の絵巻物にも多く描かれているので,古い時代の神社では非常に多く用いられたと考えられる。…
【玉垣】より
…神社の社殿もしくは境内の周囲にめぐらす垣。瑞垣(みずがき)ともいう。玉,瑞は美称である。…
※「瑞垣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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