百科事典マイペディア 「環状GMP」の意味・わかりやすい解説 環状GMP【かんじょうジーエムピー】 サイクリックGMPともいい,cGMPと略記。環状AMPとよく似た分子構造をもつ物質で,同じように細胞内で第2次メッセンジャーとして働くと考えられている。1963年D.F.アシュマンらが発見。ホルモンなどによって細胞表面の受容体が刺激されると,グアニル酸シクラーゼの活性化によりGTP(グアノシン三リン酸)から合成され,環状GMP依存性プロテインキナーゼに作用して,細胞内の酵素をリン酸化するものと考えられている。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報