瓜作村(読み)うりつくりむら

日本歴史地名大系 「瓜作村」の解説

瓜作村
うりつくりむら

[現在地名]荻町柏原かしわばる

橘木たちばなき川沿いの標高五〇〇メートル前後の台地上にある村。正保郷帳では柏原郷に属し、田方六石余・畑方一七〇石余。万治元年(一六五八)には田高六石余・畑高一一九石余・屋敷高三石三斗余とある(荻町史)。寛文元年(一六六一)の柏原組村鏡御帳(垣田家文書)では高一七四石余、人数男四九・女四二、そのほか肥後浪人八、牛一九・馬一一とある。天明七年(一七八七)の覚(垣田家文書)に瓜作村小庄屋庄助がみえる。弘化物成帳では柏原組のうち、村位は下、免三ツ八分、田四石余(五反)・畑一五五石余(三五町四反余)・屋敷四石余(四反余)で、開田はほとんどなく、開畑四石余(七町九反余)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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