甑釜(読み)こしきがま

精選版 日本国語大辞典 「甑釜」の意味・読み・例文・類語

こしき‐がま【甑釜】

〘名〙
① 米などを蒸す時、甑をのせる釜。
多聞院日記‐慶長四年(1599)閏三月一一日「こしき釜に茶湯沙汰之
茶釜一つ。口作りが甑の形で立ち上がりがある。古い様式のもので、天明(てんみょう)釜に多い。
御伽草子・猿の草子(室町末)「茶の湯を仕(つかまつり)黒塗台子に奈良風呂添へ、こしきがまし合はせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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