生兵法は大疵の基(読み)なまびょうほうはおおきずのもと

精選版 日本国語大辞典 「生兵法は大疵の基」の意味・読み・例文・類語

なまびょうほう【生兵法】 は=大疵(おおきず)[=怪我(けが)]の基(もと・もとい)

  1. なまじっか少しばかり武術を知っていると、それを頼んで軽々しく事を起こすので、大怪我をする原因となる。なまはんかな知識を持つものが、それを自負して大失敗をすることのたとえ。なまへいほうは大疵の基。
    1. [初出の実例]「此道をおしへ、此道を習ひて、利を得んとおもふ事、誰か云、生兵法大疵の本、まこと成べし」(出典:五輪書(1645頃)地の巻)

なまへいほう【生兵法】 は 大疵(おおきず)の基(もとい)

  1. なまびょうほう(生兵法)は大疵の基
    1. [初出の実例]「何事も仏の方便にまかせ、正直なるこそよけれ。なま兵法(ヘイホウ)は大疵(オホキス)のもとゐ」(出典仮名草子清水物語(1638)下)

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