生変(読み)うまれかわり

精選版 日本国語大辞典 「生変」の意味・読み・例文・類語

うまれ‐かわり‥かはり【生変】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うまれがわり」とも )
  2. 別の姿やものになって、再びこの世に生まれること。また、そのもの。生まれ返り。転生。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「菊の井のお力とても悪魔の生(ウマ)れ替(ガハ)りにはあるまじ」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉五)
  3. 世代が変わること。また、次の世代の者。
    1. [初出の実例]「つくしに大伴殿、関東に上杉殿とありつれ共、はや、生替(ウマレカハリ)にて前代ほどなき故か」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品四〇下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android