生抜(読み)はえぬき

精選版 日本国語大辞典 「生抜」の意味・読み・例文・類語

はえ‐ぬき【生抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その土地に生まれて、ずっとその土地で成長したこと。また、生まれてから、ずっとそれをしていること。生まれてより以来。きっすい。
    1. [初出の実例]「あしければあしいにつけて、いよいよかわゆいも、親子一体の、はへぬきゆへぞ」(出典:拘幽操師説(18C初))
  3. 転じて、初めからずっとそこに勤務して今に至ること。
    1. [初出の実例]「古い、生抜(ハエヌ)きの座員」(出典春泥(1928)〈久保田万太郎三羽烏)
  4. 野に自然に生えているものなどを抜き取ること。
    1. [初出の実例]「萩、かるかや、われもこう、薄など野の生え抜きのものをあつかった庭さき」(出典:山吹(1944)〈室生犀星〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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