生揚(読み)ナマアゲ

デジタル大辞泉 「生揚」の意味・読み・例文・類語

なま‐あげ【生揚(げ)】

揚げ方が不十分な状態。また、そのもの。
油揚げの一。豆腐を厚く切って油で揚げたもの。関西では厚揚げという。

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精選版 日本国語大辞典 「生揚」の意味・読み・例文・類語

なま‐あげ【生揚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 揚げ方が不十分であること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「のろまの玉子を皮ごと三十くってパンの生揚(ナマアゲ)うのみに五十呑んで」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉九)
  3. 豆腐を厚く切って油で軽く揚げたもの。なまあげとうふ。
    1. [初出の実例]「豆腐直段〈略〉生揚 但右同断拾六に切 壱つに付 五文」(出典:天保度改正諸事留‐五・天保一四年(1843)二月二三日)

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栄養・生化学辞典 「生揚」の解説

生揚

 熟成した醤油もろみをろ(濾)過したもので,火入れ前のもの.

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