生活支援サービス業(読み)せいかつしえんサービスぎょう

百科事典マイペディア 「生活支援サービス業」の意味・わかりやすい解説

生活支援サービス業【せいかつしえんサービスぎょう】

家事の一部を代行するなど,個人の家庭生活を手助けするサービス。中心となるのは高齢者を対象とした介護サービス,共働き家庭などを対象とした育児サービス,ハウスクリーニングや食事宅配などの家事代行サービスの三つの分野。 高齢者介護サービスは厚生省が1995年に発表した新ゴールドプランが在宅サービスの拡充を中心に据えたことから注目を集めた。さらに,2000年に導入される介護保険制度では,ホームヘルプサービスデイサービスをはじめ,訪問看護,リハビリテーション指導,住宅改善などが保険内で行われることとなったため,これらの業種への新規参入が相次いでいる。 一方,育児サービスは女性の社会進出や核家族化の進行背景需要が高まっており,これに政府自治体少子化対策のねらいが加わって多様なサービスが登場してきた。 家事代行サービスのうちハウスクリーニング・サービスは,1995年の市場規模300億円が2005年には1200億円に拡大すると予測されている有望業種。食事宅配サービスも在宅高齢者,共働き家庭だけでなく,糖尿病や腎臓病患者などを含めた幅広い利用者層がある。特に高齢者向けの食事宅配は,介護保険適用外にもかかわらず多くの自治体が予算化しており,今後著しい成長が期待される。
→関連項目ケータリング・サービス

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