生甲斐(読み)いきがい

精選版 日本国語大辞典 「生甲斐」の意味・読み・例文・類語

いき‐がい‥がひ【生甲斐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生きているだけのねうち。生きている意義
    1. [初出の実例]「生甲斐(イキガイ)なき命を続(つ)がん為に所縁に属し降人に成て」(出典太平記(14C後)一一)
  3. 生きていくはりあい。生きているという実感
    1. [初出の実例]「『生命(いのち)がありゃ生きて居んなけりゃなんねエから、まあ挊(かせ)いで生きて居るでがすよ』『其で生き甲斐があるのかエ?』」(出典:黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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