なま‐ぎき【生聞】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「なま」は接頭語 )
- ① 十分に聞きとらないこと。いい加減に聞くこと。理解のいくまで聞かないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「なまぎきなる事をば押かへして不審を申物也」(出典:今川大双紙(15C前)躾式法の事)
- ② よく聞きもしないで知ったかぶりをすること。よく知らないくせに、いかにも知っているように振舞うこと。また、そのさまや人。きいたふう。半可通。
- [初出の実例]「半可通(ナマギキ)の客は、芸者も或親の秘蔵娘なることを思はずして」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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