産子検定(読み)サンシケンテイ

デジタル大辞泉 「産子検定」の意味・読み・例文・類語

さんし‐けんてい【産子検定】

子畜の産肉性・泌乳量等の能力や遺伝的不良形質の出現などを調べ、親畜の良否を判定すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「産子検定」の意味・わかりやすい解説

産子検定 (さんしけんてい)

(1)ブタの繁殖能力を評価するために実施される検定。登録されている雌ブタについて,飼育農家に検定委員が訪れて審査する。中ヨークシャー種,ランドレース種,大ヨークシャー種(ラージホワイト種)では生後2週の育成頭数が7頭以上,その他の品種では6頭以上で,子ブタ総重量,発育の斉度などが基準以上のものを合格とする。

(2)肉牛で実施されている後代検定種雄牛の発育や体型の遺伝的な優劣をその産子の成績から推定しようとする検定法である。普通,特定種雄牛の一定地域・一定期間に生産した100頭以上の子ウシについて,4~6ヵ月齢で母子ともに検定を行い,両者の比較から父ウシの遺伝的能力を推定する。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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