田中新村(読み)たなかしんむら

日本歴史地名大系 「田中新村」の解説

田中新村
たなかしんむら

[現在地名]吉田町田中新・弥生やよい

大通おおどおり川右岸の後背地に形成され、大通川を境に野本のもと新田村平井ひらい新田村に接する。田中次兵衛なる者が佐善さぜん(現分水町)より来て開発、次兵衛新田と称した(元禄郷帳では小関村枝郷とある)。明暦元年(一六五五)村上藩の検地があり、同三年に再検地があった(「西蒲原郡誌」では明暦三年のみ)。寛文八年(一六六八)検地帳では田中村、享保一二年(一七二七)の検地帳では田中新村とある。慶安二年(一六四九)以降、江戸時代を通して村上藩領(皇国地誌)。元禄郷帳の高一二六石六斗余、享保一三年の郷村高辻帳では三条組に属し、高一九〇石六斗余。

田中新村
たなかしんむら

[現在地名]黒部市堀切ほりきり

北は堀切村、南は天神新てんじんしん村・正光寺新しようこうじしん村。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高八四石、免四ツ五歩(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)まで草高・免の変化はない(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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