田井八幡宮(読み)たいはちまんぐう

日本歴史地名大系 「田井八幡宮」の解説

田井八幡宮
たいはちまんぐう

[現在地名]玉野市田井五丁目

十禅寺じゆうぜんじ山南麓にあり、旧村社。祭神は仲哀・応神両天皇、神功皇后。境内社に稲荷神社・宇賀うが神社・塩竈しおがま神社などがある。拝殿東には樹齢数百年という楠の古木がそびえる。創立年代は不詳。田井新左衛門尉信高の後裔佐々木筑前守久信が三度も夢告を受けたとしてこの地に社を再建し、神像(僧形八幡坐像)を奉納したという。この神像の胎内には、彼の名とともに文正元年(一四六六)一一月一五日の銘がある。寛文元年(一六六一)神宮寺快恵が願主として社殿再建(棟札)、この神宮寺宮之坊の住職が同六年の寛文廃寺によって還俗し、近土氏を称して本社の祠官を世襲するようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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