田原谷村(読み)たわらだにむら

日本歴史地名大系 「田原谷村」の解説

田原谷村
たわらだにむら

[現在地名]青谷町田原谷

八葉寺はつしようじ村の西、勝部かちべ川に八葉寺川が合流する付近南方に位置する。北は鳴滝なるたき村、南は紙屋かみや村。枝郷に平林ひらばやしがあり、西方山越えで伯州河村かわむら方地ほうじ(現東郷町)に至る道が通じていた(因幡志)。拝領高は一一二石余、本免は六ツ七分。「因幡志」では家数二八。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳によると生高一二四石余、竈数三〇。山根やまね村・河原かわら村で漉いていた御用紙の原料となる楮の産地で、年貢の一部は楮請米として翌年五月までの延納が認められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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