田束山経塚群(読み)たつがねやまきようづかぐん

日本歴史地名大系 「田束山経塚群」の解説

田束山経塚群
たつがねやまきようづかぐん

[現在地名]歌津町 樋の口本吉町 午王野沢

本吉町と歌津町にまたがる田束山にある。経塚群は清水せいすい寺跡の南にあるやや広い尾根上にあり、現在一一基を数える。経塚の大きさは高さ〇・七メートル、径二メートル前後のものが多い。一一基のうち七基に発掘の跡がみられるが、内容の知られているものは一基(第五号)しかない。第五号経塚は高さ〇・七メートル、径三・八メートルほどで、昭和四六年(一九七一)調査された。内部構造は石室で、そこに経筒を納め、空間には木炭が詰められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む