歌津町(読み)うたつちよう

日本歴史地名大系 「歌津町」の解説

歌津町
うたつちよう

面積:四〇・二九平方キロ

本吉郡中央部にあり、北は本吉町、南は志津川しづがわ町に接し、東は太平洋に面する。西は田束たつがね(五一二・四メートル)神行堂しんぎようどう(四六一メートル)貞任さだとう(三六〇・三メートル)などの山が連なる丘陵地で、海岸部は屈曲に富み、泊崎とまりさき半島が南へ突き出し、伊里前いさとまえ湾が南に開ける。海岸一帯と田束山は南三陸金華山みなみさんりくきんかさん国定公園に含まれる。地形起伏に富み、耕地が乏しい。主産業は農業・漁業で、ノリ、ワカメなどの養殖も盛んである。海岸線は複雑で奇岩・奇勝も多く、観光にも力が入れられている。約四キロにわたり砂浜の続く長須賀ながすかは海水浴場として好適。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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