日本歴史地名大系 「田沼町」の解説 田沼町たぬままち 栃木県:安蘇郡田沼町面積:一八六・〇一平方キロ郡の南西部に位置し、東は葛生(くずう)町、南は佐野市・下都賀(しもつが)郡岩舟(いわふね)町、西は足利市、北は群馬県桐生(きりゆう)市・勢多(せた)郡東(あずま)村。足尾(あしお)山地の南西部にあたり、秋山(あきやま)川・彦間(ひこま)川・旗(はた)川の扇状地で形成される平野部と、旗川・彦間川上流の山間部とからなり、南北に細長く、北高南低となっている。町の中心は扇状地の扇央部に形成された田沼で、旗川流域の三好(みよし)・野上(のがみ)地区、彦間川流域の戸奈良(となら)・新合(しんごう)・飛駒(ひこま)地区を後背地とする谷口集落として発達し、江戸中期からは一瓶塚(いつぺいづか)稲荷神社の門前町的要素も加わった在郷町であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by