田辺振太郎(読み)タナベ シンタロウ

20世紀日本人名事典 「田辺振太郎」の解説

田辺 振太郎
タナベ シンタロウ

昭和期の哲学者



生年
明治40(1907)年10月1日

没年
昭和62(1987)年3月9日

出生地
東京市本郷区西片町(現・東京都文京区)

別名
雅号=素楽

学歴〔年〕
東京物理学校(現・東京理科大学)理化学部〔昭和28年〕卒

経歴
昭和2年4月静岡県田方郡下大見村・私立大井上理農学研究所入所(技師)、4年8月〜8年3月第一高等学校副手、化学教室配属、8年6月〜10年5月岩波書店編集部、10年6月〜20年8月理化学研究所助手、磯部研究室(元・浅原研究室)所属、20年10月〜22年3月私立武蔵高等学校専任講師(化学)、44年4月〜45年3月一橋大学社会学部非常勤講師(科学思想史)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田辺振太郎」の解説

田辺振太郎 たなべ-しんたろう

1907-1987 昭和時代の科学思想家。
明治40年10月1日生まれ。昭和7年唯物論研究会の創立にくわわる。10-20年理化学研究所助手。戦後在野の哲学者として独自の技術論認識論を展開した。昭和62年3月9日死去。79歳。京都出身。東京物理学校(現東京理大)卒。著作に「自然弁証法研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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