ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「甲冑泳ぎ」の意味・わかりやすい解説 甲冑泳ぎかっちゅうおよぎ 日本泳法を伝える流派,岩倉流,神伝流,小堀流などで行なわれている応用泳法の一種。かぶとをかぶり鎧を着用して泳ぐ。岩倉流では腕の動作は平泳ぎで脚の動作は立ち泳ぎの応用泳法,神伝流では平体および横体泳法,小堀流では立ち泳ぎが用いられる。甲冑泳ぎには実用性がなく,単に泳ぎの強さを示すだけである。かぶと,鎧も本来のものではなく,甲冑泳ぎ用に軽くつくったものを使用している。また,神伝流では浮き具を着用することもある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by