立泳(読み)たちおよぎ

精選版 日本国語大辞典 「立泳」の意味・読み・例文・類語

たち‐およぎ【立泳】

  1. 〘 名詞 〙 泳ぎ方の一つ。からだを水中に立て、顔や上部水面上に現わし、主として足を動かして泳ぐ。
    1. [初出の実例]「宗平は立游をして鹿に追付て」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立泳」の意味・わかりやすい解説

立ち泳ぎ
たちおよぎ

上体直立にした姿勢両腕を使わず脚の動作だけで顔と頭部を水面上に出している泳ぎ。前後左右移動も含まれる。他の泳ぎが水面を進むことにねらいがあるのに対し,身体を垂直に浮かせて安定に保つことに重点がおかれ,両腕を水面上に出して作業をしたり,水に濡らさずに物を運ぶこともできる。立ち泳ぎの方法には大別して踏み足,巻き足,扇足 (あおりあし) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android