甲山市
こうやまいち
旧山陽道に沿った山中にあった中世に起源をもつ市。河山市と記す例もある。
永和四年(一三七八)の山中村伊藤家文書(「注進案」所収)に
<資料は省略されています>
とあり、同じく永徳元年(一三八一)四月二三日付文書では、河山新宿の境目として「東ハたていしをさかふ」「南ハしたこゑ白松うへこゑをさかふ」「西ハ二またせの河をさかふ」「北ハたかのこの城のふもとをさかふ」「上下市へこれをよする同両所のいちのさかひ、ひさけの口はんふんつつたるへし」とある。また「寺社由来」の山中村熊野三社権現(現熊野神社)の由来覚に、
<資料は省略されています>
と開発伝承を記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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