甲川(読み)きのえがわ

日本歴史地名大系 「甲川」の解説

甲川
きのえがわ

大山の東に連なる甲(かぶと)ヶ山(一三三八メートル)を水源として北流し、塩津(しおつ)・下甲(しもぎ)間で日本海に注ぐ。二級河川で、流路延長一三・一三キロ、流域面積一六・四平方キロ。古くは冑(かぶと)川と称したが、のち文字を誤り甲川になったという。「伯耆民諺記」によれば、冑川の名の由来は天照大神が出雲国より還幸のとき、八岐大蛇の化身女蛇男蛇がこの川の石を数万の冑武者として妨害したが、熱田大明神によって退治されたという伝説にちなむと伝える。「伯耆民談記」には「八橋郡中山ノ郷一谷より流れ出て、冑村の下にて海に入る。歩行渡り、幅十三間余り」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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