甲州略記(読み)こうしゆうりやくき

日本歴史地名大系 「甲州略記」の解説

甲州略記
こうしゆうりやくき

一冊 青木敦著

成立 寛保元年

写本 国立国会図書館・山梨県立図書館ほか

解説 青木敦(昆陽)幕府寺社奉行の命を受けて元文五年甲斐信濃古書・古記録調査のため入国したときの報告として著した。武田氏時代の遺風として、甲斐に残されていた大小切税法・甲州枡甲州金(甲金)など独特な制度について詳細に触れている。とくに国中と郡内における相違に関する記述は具体的である。

活字本 甲斐叢書七

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 昆陽

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