共同通信ニュース用語解説 「甲状腺がん」の解説
甲状腺がん
甲状腺は喉仏の下付近にある小さな器官で、細胞の新陳代謝に関わるホルモンを分泌する。原発事故で環境中に放出された放射性ヨウ素が呼吸や飲食で体内に入ると甲状腺にたまりやすく、がんを引き起こす恐れがある。特に子どもが影響を受けやすいため、福島県は2011年度から事故当時18歳以下の全ての子どもを対象に甲状腺検査を実施。1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では、発生直後に内部取り込みが相次いだとみられ4、5年後に子どもの甲状腺がんが急増した。
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