精選版 日本国語大辞典 「申合」の意味・読み・例文・類語
もうし‐あわ・せる まうしあはせる【申合】
〘他サ下一〙 まうしあは・す 〘他サ下二〙
※後二条師通記‐康和元年(1099)三月二一日「春日御社人々祈事顕然之由有二其聞一者、申二合殿一之処、被レ仰云」
② 親しくおつきあいする。
③ 話して約束する。話し合って取り決める。
※米沢本沙石集(1283)二「此の僧に伝法して恵命を続せんと思ふよし申合す」
もうし‐あ・う まうしあふ【申合】
〘他ハ四〙
① 身分の高い人の前で口々に言い合う。
※竹取(9C末‐10C初)「をのこども、仰せの事を承て申さく〈略〉此玉たはやすくえ取らじを、いはんや、龍のくびに玉はいかが取らんと申あへり」
② 相談をして、取り決める。
③ 相撲で、申し合いをする。
もうし‐あわせ まうしあはせ【申合】
〘名〙
もうし‐あい まうしあひ【申合】
〘名〙 相撲で、力量互角の力士が稽古場で稽古をすること。また、他の部屋の力士が集まって合同で稽古をすることをもいう。
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