申次ぐ(読み)モウシツグ

デジタル大辞泉 「申次ぐ」の意味・読み・例文・類語

もうし‐つ・ぐ〔まうし‐〕【申(し)次ぐ/申(し)継ぐ】

[動ガ五(四)]
後任者へ言い継ぐ。申し送る。「次の当番へ―・ぐ事項」
言い継ぐ」の謙譲語。お取りつぎする。取りつぎを通して申し上げる。
御使西面にて問へば、―・ぎつる人も寄り来て」〈東屋

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精選版 日本国語大辞典 「申次ぐ」の意味・読み・例文・類語

もうし‐つ・ぐまうし‥【申次・申継】

  1. 〘 他動詞 ガ四段活用 〙 ( 「言い継ぐ」の謙譲語 ) 取り次いで申しあげる。また、取り次ぎを通して申しあげる。人伝てに申しあげる。
    1. [初出の実例]「おきな、やもめにてつきなくおぼゆれば、殿のわかきごたち、父主(ちちぬし)に申さむとなん思ふ、申つぎ給てんや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

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