男寵(読み)なんちょう

精選版 日本国語大辞典 「男寵」の意味・読み・例文・類語

なん‐ちょう【男寵】

〘名〙 若衆を寵愛すること。だんちょう。
浮世草子・其磧諸国物語(1744)三「御譜代の老臣朝比奈兵衛太夫、男寵(ナンチョウ)の御異見申上られしは、天晴忠臣

だん‐ちょう【男寵】

〘名〙 男色
評判記役者口三味線(1699)京「晉書西晉の武帝咸寧太康の年より、男寵(ダンテウ)の事、大いにおこりて」 〔晉書‐五行志

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