日本歴史地名大系 「町紀尾井町」の解説 町紀尾井町こうじまちきおいちよう 東京都:千代田区旧麹町区地区町紀尾井町[現在地名]千代田区紀尾井町(きおいちよう)明治五年(一八七二)尾張徳川・紀伊徳川・井伊の三家からそれぞれ一字とって起立。町域内の紀尾井坂は江戸時代からの坂名。東は麹町平河(こうじまちひらかわ)町三丁目・同六丁目、西は外堀、南は外堀を挟んで永田(ながた)町二丁目と赤坂、北は麹町五―十丁目。平成四年(一九九二)から同九年にかけての麹町六丁目(こうじまちろくちようめ)遺跡・尾張藩麹町(おわりはんこうじまち)邸跡の発掘成果によると、初めは町人地であったと考えられる。寛永九年(一六三二)近江彦根藩井伊家中屋敷が置かれ、同一四年同屋敷の北側が尾張徳川家の中屋敷となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報