界壕(読み)かいごう(その他表記)jiè háo

改訂新版 世界大百科事典 「界壕」の意味・わかりやすい解説

界壕 (かいごう)
jiè háo

中国,金朝がモンゴル系遊牧民侵入に備えて西北辺境に築いた防御施設。すでに建国当初から部分的に築いていたが,遊牧民の活動が激しくなった1192年(明昌3)以後章宗が大改築を行った。しかし,そのために莫大な経費を費やし,国家財政は疲弊した。現在,黒竜江省莫力達瓦ダフール(達斡爾)族自治旗の嫩江(のんこう)西岸から始まって大興安嶺沿いに途中三すじに分かれながら南西方向に続いている長城(土塁と塹壕が残る)がその遺跡である。界壕の内側には正方形小城辺堡という)が一定の間隔で配置されている。
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