コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

塹壕 ザンゴウ

デジタル大辞泉の解説

ざん‐ごう〔‐ガウ〕【××壕】

戦場で、歩兵が敵弾を避けるために作る防御施設。溝を掘り、前方に掘った土や土嚢(どのう)を積み上げたもの。
城やとりでの周囲の堀。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ざんごう【塹壕 trench】

陸上戦闘で敵の火砲や機関銃の射撃から兵員,兵器などを防護するため,大地に掘削した穴,または通路をいう。攻撃,防御いずれの場合も用いられるが,兵力が劣勢の場合,または時間をかせぐ防御の場合には必須の手段である。戦線が流動的でなく固着した場合は,敵味方双方で構築するので,第1次大戦の西部戦線のような塹壕戦となる。【近藤 新治

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

ざんごう【塹壕】

陣地の周りに掘る溝みぞ
城の周りのほり。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塹壕
ざんごう

戦闘において火器の威力保持、秘匿、援護のために掘った穴および掩体(えんたい)と、待機中の兵員、馬匹、車両、兵器弾薬を敵の銃砲攻撃から避けるための溝および掩壕(えんごう)、兵員の移動を図る交通壕を総称していう。第二次世界大戦までは、直線や稲妻型の長い散兵壕に多数の兵士が入り、互いに射撃しあう塹壕戦が展開されたが、航空機や火器の発達による損害を防ぐため分散配置となり、現在では単独または数人を収容するタイプに変わった。掩体壕は、掘った土を前に積み上げて射撃依託に利用し、周囲と上部を草木で偽装する。土の少ない場合は土嚢(どのう)で補う。自衛隊の個人立射(りっしゃ)用小銃掩体は幅1メートル、深さ1.2メートル、盛り土の高さ15センチメートルである。[寺田近雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

塹壕の関連キーワードクアラントッティ・ガンビーニジャン・マルク ベルナールフレデリックスバーグの戦いヴィクトール ネクラーソフマイルストーン ルイスG. ウンガレッティアクアスキュータムダニエル クレイグディエンビエンフーバンカーバスターローゼンバーグトレンチコートフレーブニコフペリスコープネクラーソフ旅路の終りヘルメットヒトジラミディックスバルビュス

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

塹壕の関連情報