留場村(読み)とめばむら

日本歴史地名大系 「留場村」の解説

留場村
とめばむら

[現在地名]築館町 留場藤木ふじき・同雇田やといだ・同中川原なかがわら・同久伝きゆうでん・同桜町さくらまち・同中田なかだ・同とおなど

築館宿の北、一迫いちはさま川左岸に立地する。北は留場橋を渡って奥州街道下宮野しもみやの宿に通じ、西は広い水田を挟んで成田なりた村、東は一迫川対岸の堀口ほりぐち(現志波姫町)。村名は、古くより同川に簀を立てて川漁の留場にしたことから起きたという。「安永風土記」によれば、当時も留場が一ヵ所あり、毎年入札によって利用されているが、安永七年(一七七八)より向う五ヵ年は当村が請け、年役代二六〇文であった。


留場村
とめばむら

[現在地名]寒河江市留場

白岩しらいわ村の北、寒河江川支流実沢さねざわ川沿いにあり、安永二年(一七七三)の村明細帳(大沼文書)に「当村北ハ葉山、西ハ湯殿山、月山嶽下ニ御座候」と記される。白岩郷の一村で、最上氏改易後の領主変遷白岩村に同じ。元和八年(一六二二)の高二六九石余(西村山郡史)。寛文一三年(一六七三)検地帳(大沼文書)によれば高二四六石余、反別田八町・畑二町一反余・屋敷一町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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