異才(読み)コトザエ

デジタル大辞泉 「異才」の意味・読み・例文・類語

こと‐ざえ【異才】

他の才。ほか芸能学問
「琴をば更にもいはず、―もさるべき師ども召して」〈宇津保・俊蔭〉

い‐さい【異才】

人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。「音楽界異才

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精選版 日本国語大辞典 「異才」の意味・読み・例文・類語

い‐さい【異才】

  1. 〘 名詞 〙 人並みでないすぐれた才能。また、その持ち主。異能異材
    1. [初出の実例]「巡行先に於て孝子義僕節婦其他嘉徳善行異才異能の者見聞に及ひ候はは」(出典:神祇官より諸省へ達‐明治三年(1870)四月二三日(法令全書・第四・明治三年一月三日))
    2. [その他の文献]〔魏志‐王粲伝〕

こと‐ざえ【異才】

  1. 〘 名詞 〙 ほかの才。他の芸能や学問。
    1. [初出の実例]「琴をばさらにもいはず、ことさえもさるべき師ども召して、笙・よこぶえもならはせ給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

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普及版 字通 「異才」の読み・字形・画数・意味

【異才】いさい

すぐれた才能。〔三国志、魏、王粲伝〕(曰く、此れ王の孫なり。異才り。吾(われ)如(し)かざるなりと。

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