異術(読み)いじゅつ

精選版 日本国語大辞典 「異術」の意味・読み・例文・類語

い‐じゅつ【異術】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 異なったやりかたをすること。
    1. [初出の実例]「養生の術も医方も皆宗とすべし。老荘を好んで異術の人なれど、長ずる所多し」(出典:養生訓(1713)六)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐杜篤伝〕
  3. すぐれたわざ。不思議な術。魔法妖術の類。
    1. [初出の実例]「彼の国兵衆異術有りと疑ひ」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)一一)
    2. [その他の文献]〔北史‐江武伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「異術」の読み・字形・画数・意味

【異術】いじゆつ

すぐれた技。異技。〔北史、江式伝〕殊も、王一端なり。(いやし)くも以て國に加ふべきらば、悉(ことごと)く集めざる靡(な)し。

字通「異」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android