畳算(読み)タタミザン

デジタル大辞泉 「畳算」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐ざん【畳算】

占い一種かんざしキセルを畳の上に投げ、その向き、または落ちた所から畳の端までの編み目の数をかぞえ、その丁・半によって吉凶を占う。主に遊里で行われた。

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精選版 日本国語大辞典 「畳算」の意味・読み・例文・類語

たたみ‐ざん【畳算】

〘名〙 婦女子などが畳で行なう占い。特に遊里で行なわれたもので、簪(かんざし)などを畳の上に投げ、その落ちた所から畳の編み目を端の所まで数え、丁(偶数)は待ち人来る、半(奇数)は来ないなど、その他の是非・吉凶を占う。また、簪の脚の方向によっても占った。たたみうら。
※俳諧・大坂檀林桜千句(1678)第八「恋かつもってなんもくの勝〈本秋〉 無仕合暮まつ床の畳算〈由平〉」

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