瘴煙(読み)ショウエン

デジタル大辞泉 「瘴煙」の意味・読み・例文・類語

しょう‐えん〔シヤウ‐〕【×瘴煙/××烟】

瘴気を含んだもや悪気毒気を含んだもや。
「―立てる、深き池沼に囲まれたる大牢獄」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「瘴煙」の意味・読み・例文・類語

しょう‐えんシャウ‥【瘴煙・瘴烟】

  1. 〘 名詞 〙 瘴気を含む靄(もや)
    1. [初出の実例]「瘴煙長銷。甘雨時若」(出典:江都督納言願文集(平安後)三・自料大般若)
    2. 「遂に正義の士をして、徒(いたづ)らに毒霧瘴烟の中に呻吟せしめ」(出典:春窓綺話(1884)〈高田早苗・<著者>坪内逍遙・<著者>天野為之訳〉一)
    3. [その他の文献]〔元稹‐酬楽天春寄微之詩〕

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