デジタル大辞泉
「癭蠅」の意味・読み・例文・類語
たま‐ばえ〔‐ばへ〕【×癭×蠅】
双翅目タマバエ科のハエの総称。体は蚊を小さくしたような大きさ。細長い脚と幅広い翅をもつ。幼虫が植物に寄生して虫こぶをつくるもの、植物の葉を巻くもの、アブラムシ・ダニなどを捕食するものなどがある。
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たま‐ばえ ‥ばへ【癭蠅】
〘名〙 ハエ(
双翅)目タマバエ科の
昆虫の総称。体長一・五~二ミリメートルの小形のカに似たハエで、細長い脚と幅広いはねを持つ。
頭部は小さく
触角は長い。植物の花、葉、茎、根に潜入して虫こぶをつくる種類が多いのでこの名がある。アブラムシやハダニ類の
天敵となるもの、
キク、
クワ、
ダイズに寄生する
害虫、
マタタビの花芽に寄生して
薬用となる虫こぶをつくるものなどがある。日本では約二〇〇種が知られる。
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報