白きょう病(読み)はくきょうびょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白きょう病」の意味・わかりやすい解説

白きょう病
はくきょうびょう

蚕の硬化病一種糸状菌 (かび) のなかの白きょう病菌の寄生によるもので,感染後,稚蚕は2,3日,壮蚕は3~7日,熟蚕は蛹になるまでにいずれも斃死する。死体漸次硬化し,白色菌糸が繁殖して白粉状の胞子におおわれるようになる。この胞子は飛散して第2次発病の病源となる。早期診断としては,蚕の皮膚に油のしみたような輪郭不鮮明の病斑が現れる特徴から識別できる。

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