白さび病(読み)しろさびびょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「白さび病」の意味・わかりやすい解説

白さび病
しろさびびょう

ダイコンナタネなどのアブラナ科作物およびキク、モモ、ウメなどの病気。アブラナ科作物の白さび病(白錆病)は、鞭毛(べんもう)菌類の1種であるアルブゴ・マクロスポラAlbugo macrospora寄生によっておこる。おもに葉の裏面に盛り上がった白い斑点(はんてん)ができる。茎、花梗(かこう)、花では病斑部が膨れて奇形を呈し、表面は白色になる。カブコマツナなどで被害が大きい。

 キク、モモ、ウメなどの白さび病(白銹病)は、サビキンの寄生による。キク白さび病の病原はプッキニア・ホリアナPuccinia horianaで、葉の裏面に盛り上がったいぼ状の5ミリメートル前後の白い病斑(胞子層)を生ずる。この病気が発生すると、鉢物、切り花とも商品価値が著しく減ずるので、被害が大きく、キクの重要な病害となっている。モモ、ウメの白さび病の病原はソラタエア・プルニペルシカエSorataea pruni-persicaeで、葉に淡褐色、粉状の夏胞子層と白色の粘質を帯びた冬胞子層を形成し、発病が激しいときには早期に落葉する。いずれも胞子層が白いのが特徴でこの名がある。

[梶原敏宏]

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