現代外国人名録2016 「白先勇」の解説
白 先勇
パイ・シエンヨン
Bai Xian-yong
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- 台湾
- 生年月日
- 1937年
- 出生地
- 中国・広西省桂林
- 学歴
- 台湾大学卒
- 経歴
- 国民政府高官の息子として、1937年中国広西で生まれ、日中戦争期に重慶へ、戦後は南京、上海、香港と移り住み、’52年台湾・台北に移る。夏済安の主宰する「文学雑誌」に触発され、文学を志す。台湾大学在学中の’60年、陳若曦、王文興らとともに戦後台湾文学の記念碑となる雑誌「現代文学」を創刊。’63年アイオワ大学に留学、以後米国に在住し、カリフォルニア大学で中国文学を講じるが、一貫して台湾で作品を発表し続ける。作品は在米中国人、或いは外省人を主人公とした短編小説が中心で、表現力と作品構成上の技巧とには定評がある。短編集に「謫仙記」(’67年)「台北人」(’71年)、長編小説に「孽子(ニエズ)」(’83年,邦訳・2006年)などがあり、ほかに散文集「驀然回首」(1978年)、戯曲「遊園驚夢」(’68年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報