白和幣(読み)シラニギテ

デジタル大辞泉 「白和幣」の意味・読み・例文・類語

しら‐にぎて【白幣】

《古くは「しらにきて」「しらにきで」とも》カジノキの皮の繊維で織った白布にぎて
「榊の枝に―、青和幣あをにぎてを取り懸けて」〈太平記・三九〉

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精選版 日本国語大辞典 「白和幣」の意味・読み・例文・類語

しら‐にぎて【白和幣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しらにきて」「しらにきで」とも ) 生地(きじ)のままの白いにぎて。梶(かじ)の皮の繊維をさらして作ったもの。〔古事記(712)〕
    1. [初出の実例]「諸の神達燎を焼き、榊の枝に白和幣(シラニギテ)青和幣を取懸て」(出典:太平記(14C後)三九)

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