日本歴史地名大系 「白和町」の解説 白和町しらわまち 鹿児島県:川内市平佐村白和町[現在地名]川内市白和町平佐(ひらさ)村の北西、川内川南岸にあり、北は同川を隔てて高城(たき)郡大小路(おおしようじ)町。町名はかつて白羽(しらは)大明神社(現白羽火雷神社)があったことに由来する。地元では「したわ」ともよぶ。文永元年(一二六四)一〇月一〇日の沙弥見仏譲状(旧記雑録)に「しらハのむら」がみえ、他の相伝の所領とともに見仏から子息大蔵種忠に譲られている。暦応五年(康永元年、一三四二)五月二六日には島津貞久から新田宮権執印良暹に対し、南方へ発向するため来月一五日一族を相催して白羽へ打越すよう命令が出されている(「島津貞久軍勢催促状」同書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by