白塔子(読み)はくとうし(その他表記)Bái tǎ zǐ

改訂新版 世界大百科事典 「白塔子」の意味・わかりやすい解説

白塔子 (はくとうし)
Bái tǎ zǐ

中国,内モンゴル自治区東部,昭烏達盟巴林左旗北部の集落。ここには11世紀中ごろ遼の興宗が築いた慶州城址があり,その城内北西隅に8角7層,高さ約65mの白い塔があることからこの地名が生まれた。この塔は,その全容外壁の多数の浮彫から,宋・遼・金代で最も美しい仏塔とされている。なお,慶州城は,その北西の興安嶺の山に葬った興宗の父聖宗の陵を守るためのもので,遼代には繁栄したといわれる。
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百科事典マイペディア 「白塔子」の意味・わかりやすい解説

白塔子【はくとうし】

中国,内モンゴル自治区南東の赤峰市に属するバイリン(巴林)左旗にある地名。の慶州城の跡。地名の起源となった白塔(白色に塗った【せん】塔(せんとう))は,八角七層で,外壁は種々の浮彫で飾られている。

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