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興安嶺(読み)こうあんれい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

興安嶺
こうあんれい

中国北東部にあるターシンアンリン (大興安嶺) 山脈とシヤオシンアンリン (小興安嶺) 山脈の総称。ターシンアンリン山脈は標高 1000~1400m,シヤオシンアンリン山脈は 600~1000m。原生林におおわれ,中国有数の木材産地となっている。毛皮獣や漢方薬材も豊富である。ロシアの東シベリア南部にあるヤブロノブイ山脈,スタノボイ山脈は 1689年のネルチンスク条約ではロシアと中国の国境となっており,外興安嶺とも呼ばれていた。

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百科事典マイペディアの解説

興安嶺【こうあんれい】

中国,東北地方にある内興安嶺をいい,大・小両興安嶺に分かれる。大興安嶺はアムール川南方,東北地方北西部を北東〜南西に走る延長約1500kmの山脈。標高1000〜2000mで比較的低く,東側は急峻(きゅうしゅん),西方は緩斜面をなしてモンゴル高原に連なる。小興安嶺は大興安嶺より派生し,北西〜南東に走り,南斜面は緩傾斜をなし,東北北部の平野に終わる。両者の森林地帯には狩猟を生業とするオロチョン族などが居住。なおアムール川北方,ロシア領内のスタノボイ山脈を中国では外興安嶺という。
→関連項目陰山山脈内モンゴル自治区太行山脈中華人民共和国フルンブイル(呼倫貝爾)北安満州

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世界大百科事典 第2版の解説

こうあんれい【興安嶺 Xīng ān lǐng】

中国北東,内モンゴル自治区と黒竜江省にかけての山脈。西の大興安嶺,東の小興安嶺,その間の伊勒呼里山脈からなる。大興安嶺は内モンゴル北東部を北北東から南南西に走り,長さ約1500km,標高約1500m,主峰は黄崗峰2029m。中国の高原と平原をわける構造線の一部で,山脈西側は緩傾斜でモンゴル高原,東側は急傾斜で東北平原につづく。水成岩,花コウ岩からなり,長期間の浸食で比較的なだらかである。小興安嶺は黒竜江省北東部を北北西から南南東に走り,標高1000m前後,最高は平頂山1429m。

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大辞林 第三版の解説

こうあんれい【興安嶺】

中国の東北部にある古期褶曲山脈。大興安嶺と小興安嶺の総称。狭義には南北に走る大興安嶺をさす。シンアン-リン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

興安嶺
こうあんれい / シンアンリン

中国、内モンゴル自治区北東部および黒竜江(こくりゅうこう/ヘイロンチヤン)省北部の山脈の総称。やや弧形をなし、西を大興安嶺、東を小興安嶺とよぶが、ときに前者のみをさす。なお大興安嶺を内興安嶺、その黒竜江を越えて北東への延長のスタノボイ山脈を外興安嶺とよんだり、大興安嶺を西興安嶺、小興安嶺を東興安嶺とよぶ場合もある。[浅井辰郎]

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