白岩前郷村
しらいわまえごうむら
東に奥羽山脈の白岩岳(一一七七メートル)がそびえ、西に横手盆地が広がる。北に玉川、南に斉藤川が流れ、西は白岩堂野口村・釣田新田村、北は白岩広久内村に接する。
天正一八年(一五九〇)の出羽国仙北之内北浦郡御検地目録帳(戸沢文書)に白岩村として田方八二町一段余、その分米九三七石余、畑・屋敷分一町一段余、分米九石余、計九四七石余とあるが、白岩村の村域には白岩広久内・白岩堂野口、小沼・八日市(現中仙町)の各村分も含まれると思われる。
当村には戸沢氏の重臣(一説には客分)白岩氏がおり、その居館跡と比定される城跡がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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