白岩山(読み)しらいわやま

日本歴史地名大系 「白岩山」の解説

白岩山
しらいわやま

五ヶ瀬町と東臼杵郡椎葉しいば村の境界に位置する山。標高一六四六・四メートル。北は白岩峠を経て向坂むこうさか(一六八四・四メートル)へ、南は霧立越きつたちごしを越えておうぎ(一六六一・三メートル)に連なる。東は木浦きうら(一四四一メートル)から国見くにみ峠に至る。西部は耳川の、東部は五ヶ瀬川のそれぞれ源流部にあたる。地質は古生代二畳紀から中生代三畳紀にかけての秩父帯に属し、山体の大部分は粘板岩・千枚岩・砂岩礫岩からなるが、山頂部のみは石灰岩の岩峰で構成されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の白岩山の言及

【三峰山】より

…埼玉県秩父郡大滝村,荒川上流域にある秩父山地中の山。古くは妙法ヶ岳(1332m),白岩山(1921m),雲取山(2018m)の3峰を三峰と称し,近世における山岳修験の聖地であったが,現在は三峰神社のある標高1102mの山のみを三峰山と呼ぶようになっている。秩父古生層の砂岩やケツ岩からなり,全山が杉,ヒノキの古木におおわれている。…

※「白岩山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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