白戦(読み)ハクセン

デジタル大辞泉 「白戦」の意味・読み・例文・類語

はく‐せん【白戦】

武器を持たず素手で戦うこと。
漢詩を競作するとき、題に縁のある一定の語の使用を禁じて、才を争うこと。

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精選版 日本国語大辞典 「白戦」の意味・読み・例文・類語

はく‐せん【白戦】

  1. 〘 名詞 〙 手に何も持たないで戦うこと。ひいて漢詩で詩人文才を競うため、その題にちなむ語を直接その詩に用いることを禁じて詠み合うこと。雪の詩ならば、玉・月・梨・梅・練・絮・鷺・鶴・皓・素・銀・塩・袁安東郭などの語を用いることを禁じた。
    1. [初出の実例]「縦然白戦外辺急、不妨這中一味閑」(出典:垂加文集(1714‐24)雪中煑茶戯作二絶)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐聚星堂雪詩〕

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