白業寺(読み)びやくごうじ

日本歴史地名大系 「白業寺」の解説

白業寺
びやくごうじ

[現在地名]三間町宮野下

曾我そが山の麓にある。神護山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊阿弥陀如来。

創立年代は明らかでない。寺伝によれば三島神社勧請の時、同社の別当寺として置かれたのが最初であるという。そののち西園寺氏および三間地方の有力土豪より寺田寄進を受けたが、西園寺氏の没落により荒廃した。寛文七年(一六六七)に至り、宮野下みやのした村庄屋上甲六郎兵衛とその弟三郎左衛門が再興し、宇和島仏海ぶつかい寺の霊谷を招いて開山としている。当寺蔵の弘化三年(一八四六)の宮野下町古絵図には、当寺の寺域および宮野下の町並を詳細に描いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android