白河夜船(読み)シラカワヨフネ

デジタル大辞泉 「白河夜船」の意味・読み・例文・類語

しらかわよふね【白河夜船】[書名]

吉本ばなな短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は、昭和63年(1988)、「海燕」誌12月号に掲載。小説集は翌年刊行。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白河夜船」の意味・わかりやすい解説

白河夜船
しらかわよふね

諺(ことわざ)。知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。京都白河一説に、船の通れない谷川の名ともいう)のことを聞かれた人が、地名とは知らずに川の名と勘違いして、夜船で通ったから知らないと答えたため、京都見物に出かけたという嘘(うそ)がばれてしまった、という話に基づく。

[宇田敏彦]

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