白道寺(読み)びやくどうじ

日本歴史地名大系 「白道寺」の解説

白道寺
びやくどうじ

[現在地名]丸岡町石城戸町

二岸山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。丸岡藩主有馬家の菩提寺で、江戸時代は城下南東部に広大な寺地を有した。徳川家康は切支丹大名有馬氏領内のキリスト教徒を改宗させるため、江戸の幡随意白道を島原しまばら(現長崎県島原市)に送ったが、慶長一八年(一六一三)彼はその地に有馬山観三かんざん寺を建てた。翌年有馬氏の延岡のべおか(現宮崎県延岡市)転封の際、観三寺も延岡に移転して白道寺と改め、有馬家代々の菩提寺とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android